月イチで間借りしている日刊SPA!さんでの穴場競技探訪記事がアップされました。ちょっと時間が経ってしまったのですが、多分みなさん気づかれてないと思いますので、今気づいて今アクセスしにいってください。興味があるとかないとかではなく、人助けと思って、連打していただけると幸いです。
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フモフモ編集長の今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪
所属先がお寺! 覚えておきたいリオ五輪カヌー日本代表・矢澤一輝選手 https://t.co/Q2mU5blJyB pic.twitter.com/xhmMKhqqiK
— 週刊SPA! (@weekly_SPA) 2015, 11月 14
さて、そのお出掛けの話。
僕は奥多摩のことを奥多摩秘境と呼んでいます。何があるのかよくわからないジャングルみたいなモヤモヤーっとした謎の地域という意味です。人がいるのかいないのかすらよくわからない。東京とはまったく別の地域として。
一生行く用事はないと思っていたのですが、今回は「穴場」を探すことでたどり着きました。もう半年も前から狙っていた穴場です。この連載を始めたときから、いつかカヌーも見なきゃならんなぁと思って日程を見ていたのですが、とにかくどこもかしこも面倒くさい。
遠隔地に行ったうえで、さらにその土地の奥地に移動するという旅程。そりゃまぁ、激流が大前提の競技なので、街中とかは難しいのかもしれませんが、僕はそんなに旅好きではなく「温泉とビーチ」が好きなクチ。微妙に被ってるようで実際問題被ってない「川」は腰が重くなるのです。
しかし、10月末のこの時期に、東京で大きめの大会があるらしいと知り、ずっと前からマークしていた。満を持しての訪問なのです。逆に言えば、この機会を逃せばカヌーはずっと先まで先送りになるような。他県の秘境よりは都の秘境。同じ秘境なら近いほうがいいのです。
ところがフタを開けてみれば意外に遠くない。僕の家からはホーム上の乗り換えを含む「実質乗り換えゼロ」での到達。時間も1時間ちょっとというところで、ぶっちゃければ千葉マリンに行くより全然近い。千葉マリン、くそ遠いな。何だアレ。アクセスは良好です。
しかも、駅から秘境までの距離はめちゃくちゃ近い。駅を出ればそこはもう大自然。山の真っただ中。目の前に見えるセブンイレブン脇の階段を下れば、数十メートルで激流が広がります。何と手ごろな大自然か。御嶽は観光地として名高いそうですが、それも納得。
いいじゃん。いいじゃん。雰囲気いいじゃん。
試合観戦については記事のほうで見ていただくとして、何もなくてもなかなかにイイ場所だなと。コンビニはあるし、川沿いにはレストランやカフェもいくつかあります。鴨川を眺める感じで、リバービューの座席でコーヒーでもすすれば、マイナスイオンが全身を駆け巡りそう。
川遊びはもちろんいいですし、ハイキングコースなどもあるので、山歩きもいい。BBQはダメなのかもしれませんが、ゴザを広げて酒盛りくらいはいいでしょう。キレイな石を探すのも悪くないです。いや、実のところ、競技の間に結構ヒマな時間があるので、キレイな石を探していたら、水晶みたいなのがポロポロ落ちていて、とても楽しめました。
カヌーのスラローム競技っていうのはやる場所が少ないそうで、東京では御嶽の急流くらいしかないんだとか。東京五輪では葛西臨海公園の外れに人工の急流コースを作るそうですが、改めて思うのは自然とは偉大だなぁということ。そりゃ、人工コースなら設備はキレイに整うのでしょうが、プラスアルファの魅力は生まれてきません。
「どうせ客は来ないんだから!」
その点、自然の中のコースなら、自然そのものが魅力となる。ホームの日本選手にとっても、知らない人工コースより、知ってる自然のほうが戦いやすいように思います。何人が参加して何人が観戦するのかはわかりませんが、5万人なんてことはあり得ないわけですから、ちょっと川原整理してベンチでも置けばよかろうもんと思ったりもします。
カヌーを見るかどうかはさておき、御嶽渓谷にはまた来てもいいなと思った。カヌーの穴場的な魅力を堪能しようと思ったら、御嶽渓谷の魅力を堪能してしまうというヤヤズレズレな感じにはなりましたが、自然の魅力を東京でも気軽に楽しめるという発見がありました。とてもいい散歩となりました。近隣のみなさん、オススメです。これからが紅葉の本格化ということで、絶好の時期ですしね。
10月末は、まだ紅葉が少し色づく感じ。
山歩きで怪我する人が多いみたいなので、ご注意。