2016年02月17日

保育園落ちても構わないくらい産休を取らせろ。

「保育園落ちた日本死ね!!」というロックなライムを耳にしたのですが、僕にもかねがね少子化に関する持論があります。自由な個人の暮らしを尊重するという大前提を蔑ろにするわけではないですが、次世代を作る子どもを産み、育てることは避けては通れないわけで、そこは全員で支えていかねばならんと思うのです。子持ちも、独身も、欲しくないのにできちゃった人も、欲しくてもできない人も、全員です。それをしないってことは、人類が滅びるってことですからね。

保育園が何故必要かと言うと、保育園に預けないと働けないからでしょう。保育園に預けてカフェでお茶しよーなんて人もたまにはいるでしょうし、それを悪いことだとは思いませんが、基本的には働くために預けたいということですよね。ロックなライムにも「保育園に入れないなら児童手当20万円くれ!!」ってありましたけど、生活を維持するために金が必要で、そのために時間が必要であると。

日本の産休ってのはどのぐらいあるんでしたっけ。3ヶ月くらいでしたっけ、給料半額で。いやね、これはもう無理でしょう。何歳になったら子どもの手が離れるかなんてわかんないですけど、3ヶ月なんてのは産んで休むので精いっぱいでしょう。そこからメシ食って泣いてウンチして怪我して暴れるのがずっとつづくわけですよね。本当に「よっしゃ、これで働けるな」って思えるのは小学校に上がる頃じゃないですかね。子どもの通学と一緒に出社して、鍵を持たせて、ひとりでオヤツ食べて待っててね夜には帰るからね、って。

そもそも現在の養育システムってのは無茶なわけです。

親世代と同居して、爺様とばあ様が昼間の世話をするか、専業主夫or主婦でひとりは家に専念するか、そういう暮らしを前提に作ったシステムでしょう。核家族化して、シングル親もたくさんいてという時代には合ってない。ひとりの稼ぎで暮らせるならまだしも、そんなにくれる会社ばかりじゃないでしょう。「大体は家族で何とかするでしょうが、セーフティネットとして保育園」という位置づけであるべきが、「保育園必須」になっているのですから、システムはもう完全に崩壊しています。

僕の提案する政策はふたつ。

●産休は「第一子は親ひとりあたり3年」とする。
●企業に「全労働力に等しい養育人数の保持を義務付ける」

まず産休期間について、これは核家族を前提に父・母それぞれが子どもひとりに対して3年ずつとれるようにします。これは兵役と同じく国民の義務です。両親がいて、交互に産休をとれば小学校入学までじっくりと次世代の育成に取り組むことができます。第二子以降は要検討ですが、段階的に短くすることはやぶさかではありません。お兄ちゃん、お姉ちゃんがいれば多少はラクになるでしょうからね。もちろん産休期間は給料の6割を支給します。「子ども産んだら3年遊べるの!?」と思ったら産む意欲も高まるでしょう。なお、産休を理由にクビにしたら経営陣逮捕です。

そして養育の義務付け。そもそも労働市場で不当に労働力を安く買い叩いている連中がいるから、専業親になれない人が出てくるのです。配偶者が5億稼いでたら、家で子ども育てながらブログ書いてファッションインスタグラムとかあげる暮らしをするに決まってるじゃないですか。僕なら絶対にそうします。それをフルタイムで働いて13万とかのふざけた給料で人を買っている連中がいるから、国が弱っているのです。こんなん焼畑農業と一緒です。人を買うなら、次の種をまけ!木を伐採したら植林するのが当たり前だ!

政策がわかりにくいので噛み砕くと、内容としては「100人の社員or契約社員orバイトがいたら、会社全体で同じ数だけの子どもがいること」という意味です。独身者ばっかり集めてイケイケドンドンしている会社からは養育義務の放棄ということで高額の法人税を徴収します。イケイケドンドンしたければしてもいいですが、育てる義務を怠ったぶんは現金でいただいて、必要なところにまわします。

こうすることで、会社は子を産むことをポジティブにとらえるようになります。会社の規模なりに子どもの人数が「必要」になるからです。二人目を産んでくれたら「これで独身枠がひとつ増えた」「優秀な若者を採用できる」「産んでくれてありがとう」となります。税制と国民健康保険という既存のシステムだけで処理できるので、全家庭にマイナンバーカードを送付するなんてバカげた事務処理は発生しません。再就職も有利になるでしょう。「子持ち急募」という決算期恒例の季節労働みたいな求人も出るでしょうしね。

もちろんフラッシュアイディアなので粗はいっぱいあるでしょうが、とにかく「労働させる側には養育を義務付ける」ことが必要です。結局、人間は自分が困ること以外は放置します。経営陣は保育園があってもなくても困らないのです。困った親が辞職しても、次の独身者を買ってくるだけで解決しますから。独身者を何人採用しても解決せず、「自分が困る」という状況を作らなければ、やる気になどなりません。

他人を安く買い叩くことばかり考えている連中がいるから、こんなことになるのです。そして首尾よく買い叩いて儲けた金をせしめるヤツがいるから、こんなことになるのです。社員にバラまかなくてもいいが、次世代の種はまいてもらう。今お前が安く買い叩いている労働力は、誰かが一生をかけて育てた宝物なんだ。労働力を買うときに消費税はかからないようですが、買うってことを簡単に考えないでもらいたい。感謝して、もっとして、仕事はゴージャスにしてもらわないと。

「働かせてやっている」んじゃない。

「『人の幸』という恵みをいただいている」んだ。

海に感謝、山に感謝、人に感謝。

獲るだけでなく育てることを。

それは獲るヤツの義務です。



posted by フモフモ at 03:15 | Comment(59) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする