2016年06月26日

本物のかき氷。

暑い!!

仕方ないのでかき氷です。僕はそこそこかき氷好きとして知られておりまして、都立大「ちもと」、三軒茶屋「石ばし」、谷中「ひみつ堂」、下北沢「茶苑大山」などを定宿として、夏はかき氷を楽しんでいます。しかし、この数年は引っ越しなどもあり、渋谷・東横方面へ出るのが億劫になっています。

一応、近所にもかき氷はあるので行けばいいんですが、根本的な解決をしたいなと考えていました。「かき氷は食べたいけれど、出掛けるのは暑くてダルい」という日が結構ある。自分でそれを解決できたら、もっとラクになるんじゃないか。そして、ちょっと梅酒垂らしたりする自由なアレンジも、自分でやればできるのではないか。

「買うか」

思い立ったら即行動。「その足でかき氷屋行けばいいんじゃないですかね!」という心の声が遠くで聞こえますが、もうかき氷機を買うというドリームが広がってしまっているので、声はシャットアウトされます。こうして庶民の声はかき消されていくんでしょうね。より大きなドリームの前に。

↓買ってきました!思い出のかき氷機「キョロちゃん」!
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↓ナイスフェイス!ナイススマイル!
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かき氷機を求める僕と、薦める店員のバトル。正直、1500円くらいかなと思っていたところが僕にもあったので、「はい、5000円です」と言われたときには一瞬たじろぐものがありました。待て待て、都内指折りのかき氷が交通費入れて1000円で足りるぞ、お前はこれで5000円使うのかというケチ問答。さらに、「電動のヤツも同じく5000円で、コッチはスイッチひとつで削れます」というオススメもあり、僕の心はかなり乱れます。

しかし、最終的には情緒が勝った。

家でかき氷をするという情緒。手で回して氷をかくという情緒。そして遠い記憶の中に残る名機という情緒。なんかコレ見たことあるなーと思ったら、すごく昔からあるヤツの復刻で、とても人気がある商品だそうです。すごく情緒がある。もしここで情緒を大事にしないなら、祭りでやってる電動削り器でも一緒です。氷も水道水だし、シロップも明治屋の合成着色料なんだから。残る価値は情緒しかないのです、初めから。

そして奮発して買ってきたキョロちゃん。タイガー魔法瓶なのにクマをモチーフにするという商売っ気たっぷりのクマは、かき氷機ってこんなんだっけと思うほどの軽さと小ささ。氷を入れるところにはアイスキューブを5つも入れたら満杯です。

そして帽子の部分から氷を入れるのですが、氷を入れて削る帽子部分は丸ごと取り外し可能という仕様。「削り器部分を取り外して、サラダの上などに自由に氷をふりかけることもできますよ」という説明書きがあるものの、僕の中では「うわ…このクマの顔から下は全部飾りか…5000円のうち3000円くらいは飾り…」という哀しみの声のほうが先に上がってきます。

えぇい振り払え!全部振り払え!

↓見ろ、この情緒たっぷりの飾りを!ハンドルを回すと目がキョロキョロするんだぞ!


そして削り始めた氷。あぁ懐かしい、昔実家で食べたかき氷を思い出す。決して美味くはないけれど、とても贅沢な気持ちになった自家製かき氷を。クマの飾り部分がやたらと軽くて、体重をかけておさえつけないとガタガタ動いてしゃーないのも、また情緒。これが家でかき氷を食べるということなんだ…!

↓お手製かき氷、できましたー!
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↓合成着色料をたっぷりかけて、夏の贅沢です!
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あぁ、アリ。決っして美味しくはないです。ふわふわでもないし、シロップも合成着色料入りのぶどう糖溶液だし。何かジャリジャリしてるし。でも、結局コレが「かき氷」だという記憶がよみがえってくる。大人になって食べた「氷を贅沢に使ったデザート」ではなく、「かき氷」として教わった食べ物はコレだった。美味しいところにも行きたいけれど、コレで済ませたい日もある。10回くらい使えば元もとれるでしょうし、とても満足です。

もう少し暑くなったら近所の女児と美少年にふるまったりしますかね。「かき氷をくれるオジサンがいる」なんて、学校で噂になるかもしれないですね。心温まる地域のニュースになるんじゃなかろうか、胸いっぱいの予感です。夏が待ちきれないですね…!




posted by フモフモ at 23:00 | Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする