●行き
空港で弁当を買って飛行機に乗り込みます。若干の遅れアリ。窓際の席は取れず、遠くから窓の外を眺めるつまらないフライト。ただ、最近は機内でもWiFiが使えるらしく、持ち込んだノートパソコンでYoutubeなどを見て過ごします。夏らしく「君は1000%」「アクアマリンのままでいて」などを聴きます。1986オメガトライブ、カルロストシキ&オメガトライブだけをヘビロテします。その他、「Miss Lonely Eyes」「どうして好きと言ってくれないの」「Brilliant Summer」「Indian Summer」「REIKO」など。ものすごく夏が高まってきます。
●現地着
足がないのでホテルまではシャトルバスで。チェックイン後、テレビをつけたら日テレがない。「岩手よりテレビに不自由な県は秋田だけだと思ってた…」。いろいろな計画がとん挫したことを知ってちょっと頭抱える。すぐ立ち直る。足がないのでホテルの前のビーチでゴロゴロ。足元には貝殻とサンゴの死骸が散らばり、ビーチサンダルを持ってこなかったことを後悔。そしてホテルの売店で1000円のヤツを買ったあとコンビニで500円のヤツが売っているのを知ってさらに後悔。足回り不調。夕暮れの海に浮かぶ船に乗りたい。
●夕食
歩いていける範囲によさげな焼肉屋が。外の席に通されて何だかBBQ気分。値段は少し高い。でも相応に美味い。隣の席ではカップルが仲良く談笑。初めての旅行っぽい。男はときどき仕事の電話。女はずっと沖縄の食べ物について質問。沖縄在住のオトコのところに遊びにきたオンナって感じか。七輪にオリオンビールこぼして燻製にでもしてやろうかと思ったけれど、かろうじて踏みとどまる。焼いてる途中でソーセージ落とした。
●翌朝
快晴。空が高く、海が青い。江ノ島あたりとは全然違う世界。ここで育ったら、SPEEDみたいになるんじゃん?SPEEDに罪はないんじゃん?だって、ここまできたらみんなSPEEDみたいだもの。水着姿の女子たちを横目で見ながら渚を散歩。なんだかとっても80年代っぽいオブジェを発見し、インスタ映えを狙って試行錯誤。近づいたり、遠ざかったり、正面に立ったり、影だけを取ったり。いろいろするもしっくりこず、インスタには上げず。自分なりにはコレかなと思ったが、微妙。
●観光
水族館方面へ向かうバスに乗り、乗り継いで離島へ。本島を一歩離れると圧倒的に美しいビーチが広がる。ビーチの手前に圧倒的な廃墟が広がるのは見て見ぬフリ。現地にはたくさんの女子がいる。何だか女二人旅がやたら多い。自撮りからのインスタという黄金コース。映り込むのが悪いので静かに横によける。「絶対転ぶな私!私は今7万円のカメラを持っている!」って連呼しながら、ヨタヨタ歩いている女子が印象に残る。ヒマなので「ころべー、ころべー」と念を送る。転ばず。
●おやつ
取って返して南下。今回の旅でココだけは絶対にというインスタポイントに向かう。虹色のかき氷とやらがある果実店へ。言うてみれば三色のシロップをかけるだけなんだけど。散々悩んでメロン(緑)・ストロベリー(赤)・マンゴー(黄)をチョイスするも、あとになって「黄色じゃなく青にすべきだった」と気づく。RGBでかけあわせれば、もっとほかの色も作れたのに。渾身のインスタは氷が溶けてグズグズに。
●再び観光
食べて、寝て、起きて、再び観光へ。足がないのでなるべく近所で。グラスボートに乗れるところがあるというので、そこで魚の写真などを撮ることに。行くと、普段からエサをまいているらしく魚がウヨウヨ。鯉みたいなデカイやつがエサをバクバク食っている。何かウザイので、小魚を狙ってエサを投げるも、小魚を押しのけてデカイのが食べる。許せぬ。
●さらに観光
グラスボートとセットで、海底の展望室にも入れるというので降下。潜水艦みたいな窓から見るとそこには魚がウヨウヨ。「あぁ、さっきエサをやって太らせたヤツか…」と気づくまでしばらく時間がかかったのはうかつだった。何か、自然すごい!みたいに浮かれてた自分。窓からのぞくと魚がウヨウヨ。たぶん魚側からコチラをのぞくと中国人観光客がウヨウヨ。すごい多い。景気よさそう。
●会心のビーチ
高級ホテルのビーチで撮影をすると、今までとはまた違うインスタ映え。白い砂浜と、キレイな水。そこにちょうどいい緑を混ぜると、80年代の夏みたい。波の数だけ抱きしめて。もしもここに水着の美女が映っていたらもっとイイ感じだろうと思いつつ、美女じゃなくてもいいんじゃん?と自分でしゃしゃり出てみるも、いろいろと難があるので風景の邪魔をしないように引っ込む。会心のインスタをアップ。
●土産もの
ちんすこうも、ドーナツも特に興味なく、東京で買えないものもないので、買わず。思い出はインスタのなかに残ればいい。会社の人にちんすこうを持っていく嫌がらせも検討したが、いらないものをあげてもしょうがないので実行せず。「休暇はずっと窓際にいました」で押し通す予定。自分用にオスプレイを買おうかどうか悩むも、売り文句がなんかアレだったので買わず。
特に大したこともせずダラダラしていただけなので大阪遠征と比べると非常に密度が薄い感じになっておりますが、大体こんな感じでした。来年はもうちょっと休暇取得時期を部署内で折衝して、シーズンオフに行くようにしたいなと思います。できれば女二人旅とかがいいですね。インスタして、カフェ行って、熱帯魚愛でて、吹きガラスやるみたいなのが。男と一緒に行くときは、僕のインスタに付き合ってくれるのが絶対条件ですね。「泳げりゃいいんじゃないんだよ!」「ポカリスエットのCMみたいな色じゃなきゃいやなの!」「ていうか撮影中心だから泳がないから!」「クルマ出して」って言っても、イヤな顔しない人が好きです。