東京五輪・パラリンピックで密かに注目したい穴場競技「ボッチャ」とは? https://t.co/RdU5xIeV5W
— 週刊SPA! (@weekly_SPA) 2017年12月11日
超お手軽で万人が楽しめる! 知られざるパラリンピック競技「ボッチャ」の魅力 https://t.co/9n0t9c17e2
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観戦記は記事のほうに書いてありますので、そちらで見ていただくとして、こぼれ話を。観に行きましたジャパンパラ競技大会ではパラ競技への理解・普及につとめるべく、さまざまな催しを行なっています。以前見に行った際は、陸上用の義足をはかせてもらいまして、ドクター中松のジャンピングシューズみたいにピョンピョンして遊びました。
今回は閑散とした体育館での開催ということで、サブアリーナを丸ごと体験会の会場にあてていました。もちろんメインとなるのはこの日の競技であるボッチャなのですが、広いのをいいことに車イスを何台か持ち込みまして、それに乗らせてくれるというのです。
これはなかなか貴重な体験です。車イス乗ってる人に「ちょっと乗らせて」ってできないじゃないですか。「いや、俺が乗ってるし」ってなりますよね。体験会ならではだなーと思って、車イスバスケ用、車イスラグビー用、陸上用と3車種乗り比べをしました。
これがものすごく楽しい。まず、めちゃくちゃ軽くてビュンビュン走ります。ほんのちょっとのチカラで簡単に進んでいくのでビックリするくらい。50キロとかの荷物を載せた台車だと思えば、もっとチカラをこめる必要がありそうなものですが、ドアノブでも押すくらいの感覚でスーッと走っていきます。
で、左だけまわすと右にカーブし、右だけまわすと左にカーブするのでジグザグ運転もすーいすい。そこまでいくとピンとくるのですが、左と右の車輪を逆回しにすると、その場でクルクル回転するのです。これがめちゃめちゃ楽しい。オフィスのイスを回すより簡単だしよく回るし気持ちいい。
唯一苦しんだのは陸上用の車いすのハンドル操作くらい。陸上用の車いすは基本真っ直ぐ走るためのものだそうで、かなりハンドルが固く、チカラをこめて思いっ切り曲げないとカーブしてくれません。ただ、進むの自体は簡単でスピードがすごく出るので、レースとかしたら盛り上がりそうです。
車イスバスケの体験では、座った状態なので全然リングに届く気がしなかったのですが、何球かトライしていくうちにコツもつかめてきまして、最後は見事にシュートを決められました。むしろ学校とかでもコッチをやったほうがいいんじゃないかと思うくらい。
そもそも学校での体育なんて、レベルの差がありすぎるじゃないですか。ミニバスやってるやつと、初めてボールを持った人が同じチームでプレーするなんて、そもそも無理があるのです。下手糞は上手いヤツにボールを渡す中継点みたいになっちゃいますし。いっそ全員車イスに乗ることにすれば、レベルをならしてプレーできるんじゃないですかね。色んなキッカケにもなりそうですし。
遊び道具じゃないって話もあるでしょうが、自転車とは違う楽しい乗り物として、ちょっといいなぁと思いました。スキーとかスケートとか乗馬とか、普段乗らない乗り物に乗るのって、ちょっと楽しいアクティビティじゃないですか。そういう感覚があるモノだと思いました。乗って競争するゲームとか、すごい盛り上がりそうだなぁと。しかも、基本転ばないし、安全なのがいいですよね。オフィスも全部コレにしちゃえば、ヒマなときにクルクルまわって遊べるのになぁと思いました。いっそ帰り道もコレに乗らせてくれたらラクだったんですけど。
ゴツそうに見えましたが、すごく軽いです。
機会があればまた乗りたいです。