でも、土地には残っている、はず。
思い出の場所に立つと、何かが甦るんじゃないか。そう思って生きています。
今日は近所へお散歩に。
訪れたのは母校・下北沢成徳のある下北沢。若い頃から今まで、ずっと通ってきた場所です。最近行ってないなぁなんて思いながら、線路が地下に埋もれたというので、その様子を見てきました。
そうしたら、何か新しくなっていく街が、知らない誰かのようで。
1000円やるから死ぬまで走れよ、な看板。
一番街を通って成徳へ。駅からつづく道の途中では思い出の店がいくつも消えていました。今日驚いたのは科学雑貨の老舗スタディールームが閉店していたこと。店先に置いてある集音マイクで遠くのカップルの会話を聞いたりしてすごした時間が、もう帰らないのか。ガランとしたもぬけの部屋に昔の僕がいたような気がしました。
駅前はまるで棄てられた資材置場。
もうこの開かずの踏切で足止めされることは、ない。
下北沢クラスの街でも閉店ラッシュだなんて。こうやって街が変わり、僕の記憶は薄れていくのか。あー、あのカレー屋もなくなったな。あー、あの服屋もなくなったな。あー、あのスープ屋もなくなったな。あー、あの飲み屋もなくなったな。いらん店は残っているのに、大切な店はなくなっていきますね。そうか、僕の時代の店はもう古いんですね。何もかも。
たまらなくなって、僕はお気に入りのカフェへ。
ここはまだあった。
頼んだのは空色クリームソーダ。
空色のソーダ水に溶けていくアイス。青春の輝きはこんなものなのかも。青くて澄んだ味は鮮烈だけど、人生の甘味が溶けて行くたびに、青春自体は見えなくなっていく。輝きは濁ってしまうけれど、グラスは汚れてしまうけれど、そのぶん美味しくなっていく。そこにあの頃の爽やかさがなくてもいいじゃない。変わってしまってもいいじゃない。美味しければ。
青かったなぁ。
汚れてしまったなぁ。
でも、今まで見えなかったものが逆に見えてきたなぁ。
ごちそうさまでした。
そして、おかわり。また明日。



お芝居が好きな高校生だったので、都会デビューはシモキタでした。
通い始めてからそういうカルチャーのメッカなんだと知りました。
アンゼリカの味噌パンもビレバンの完全自殺マニュアルもシカゴの古着も
スタディルームの恐竜のぬいぐるみも全部大事な思い出です。
変わった様子を見たくないけど、次に東京に行ったらでもちゃんと見てきます。
ソーダのお店の場所、教えてください。
今度クリームソーダ頼んだら、パクります!
さらっととんでもない嘘をつくなwwwwww
ま、どっちにしてもノスタルジックには変わらないですねー。
空色クリームソーダ素敵。
看板ウケる。
フモさん、こんなん着てたわけです・・・か?
この先、運命的に出会うことがあったとして、百っ合百合な展開になろうとも問題ありません。
岩手なはずなのに・・って一瞬マジになったのが恥ずかしいわww
心の母校とか(観察対象の)憧れの母校とか、そんなところでしょうかね?
下北沢成徳は…心の母校ですよ…。学生を眺めてすごした時間はよい思い出ですよ…。木村サオリンとか大山加奈嬢と一緒の学校なんですから…。
私が下北に住んでいたのは、もう30年近く前・・・
今回の変化は私にとっても悲しいモンで・・・