2017年07月04日

大阪遠征記:道頓堀のほうが歌舞伎町より上でした。

大阪遠征話がつづいております。甲子園、有安ソロコン、寺社巡りときまして4つめは散策です。今回はお宿をリゾートとは無縁の繁華街に建つビジホとしました。地理的によくわからないというのもありましたが、夜中まで遊べるほうが散策もしやすかろうと。

事前に見ていたクチコミサイトの評価では、排水溝の臭いで眠れないとか、エアコンが効かなくてor効き過ぎて眠れないとか、外がうるさくて眠れないとか、眠れないホテルという厳しい評価がされていました。非常に不安です。眠れない街・大阪が不安です。

DSC06979.JPG
お部屋は、まぁ可もなく不可はある感じ。ただのビジホ。

DSC06980.JPG
風呂は古いユニットバス。大浴場ナシ。安いラブホみたいな体裁。

DSC06981.JPG
カーテンを開けたら、そこには絶景が!

※すぐ閉めました。


ロビーには外国人観光客があふれ、ちょっとした外国のよう。フロントも全員観光客向けの外国人スタッフ。一応日本語は通じますが、やりづらい。安くもないのに、やりづらい感じになってしまいました。微妙に部屋の掃除も物足りないし、リモコンとか氷を入れる器とかが振るとカタカタと砂まじりの音がする。うむ、これはホテルの提供物は一切体内に入れず、オヤツも水も全部外で買ってこよう。国民宿舎の気持ちで泊まります。

とまぁ部屋にいてもしょうがない感じなので、荷物を置いたらとっとと外へ。お宿は道頓堀の目の前なので、歩いてすぐに繁華街です。どうやら、ホテルが入っている建物の地下1階が会員制の秘密の社交場になっているようで、スカした兄ちゃんがずっと立っています。何だか歌舞伎町の奥のほうみたい。コッチも歌舞伎町で慣れてるんでスーッと抜けていきますが、女子旅には絶対向いてないエリアです。

ていうか、女子旅には町ごと向いてないんじゃなかろうか。ここは何でしょう、歌舞伎町と浅草と上野と大久保を足して、その上からドロソースをぶちまけたような感じです。とにかく人間の欲望がむき出しでギラッギラ露出している。女子は胸がチラチラ見えるくらい露出度が高くて、キャミソールで歩いている人も。風俗店とメシ屋がワン・ツーのリズムで交互に出てくる。橋下府政は何をやってたんだってくらい、治安が悪そうです。

メイン通りから一歩外れるとそこがまた危険の薫り。昭和、いやもっと昔で時間を止めたまま、そこで生き続ける人たちを飲み込んだアヤしい街です。ものすごく情緒はあります。写真を撮りたくなる風景です。ただ、それは異邦人としてならって話で、築地市場を見て帰る観光客と同じ理由の情緒です。なるほど、これは強い人間が育ちそうな環境です。弱かったら、すぐに潰れてしまいそう。

DSC06945.JPG
飲み、賭け、オンナが一画面におさまるアーケード街。

DSC06957.JPG
時の向こう側へとさかのぼっていく道。

DSC06962.JPG
京都でよくあるような石畳の狭い路地の店たち。

DSC06955.JPG
ちょっと落ち着いた雰囲気の店があるな…と思ったらドンキホーテだった。


ふらふらと店に迷い込んで、ウザイ店員を無視していると、店員が言語を中国語に切り替えて話しかけてきます。すごいタフです。お客もタフです。みんな遊びに夢中で、何もないけど大盛り上がりです。看板の光はまるでパチンコ台のように、脳内を刺激し、ジャガジャガさせてきます。「素直な気持ちで世界を作る」ともしかしたらこうなるのかもしれないなぁと思ったりもします。中目黒とか南青山がカッコつけてるだけの嘘つきなのかもしれません。

歩いても歩いてもひたすらパチンコ台のようで、道をすぐに見失います。情報量が多い。目に色が飛び込んでくる。パワーはとにかくある、めっちゃある。この風景に酔った状態で新喜劇とか見たらゲラゲラするのかもしれません。頭が色と光で酔ってきます。ほんと、パチ屋にいるみたい。

DSC06954.JPG
残念ながら(※残念というほどでもないが)、なんばグランド花月はチケット売り切れ&コッチも忙しいにつき断念。

DSC06971.JPG
松竹芸能の劇場もあるものの、ラインナップを見て撤退。

DSC06972.JPG
守れそうにない約束は、しないほうがいい。


そして気づいたのは、この街には金本だけでなく愛もあふれています。金本は日本人向け?の広告に、そして愛は中国人観光客向け?の広告に。街の中でもひときわ大きなビルの壁面には巨大な愛が描かれ、のぼり、ポスター、全部愛。「愛が文字通りの広告塔になっている…」なんだか複雑な気持ちです。

DSC06970.JPG
巨大な愛の看板。

DSC06974.JPG
「心をこめると愛になる」らしい。

DSC06997.JPG
LAOXが愛をめっちゃ推してくる。

DSC06998.JPG
明治は推すモノを間違えている。


余力があれば通天閣とやらにも足を伸ばそうかと思っていたのですが、余力はなくなりました。歩いているだけで精神力をドンドン削がれていきます。落ち着いたカフェ!人のいないカフェ!ソファでゆったりと過ごすカフェ!と思って、すがる想いで見つけた店は「純喫茶」。落ち着くけど、それじゃない感でいっぱいです。

この緊張感と混沌の中で日々を過ごすのは、歌舞伎町には慣れた身体でもまだキツかった。油断も隙もないどころか、ココではどの世界のルールが適用されるんだかもよくわからない感じで別世界でした。大阪の人は大したものだなぁと思います。しかも、ここは東京でいう渋谷みたいなもので、もっとハードなのが通天閣エリアだと言うじゃないですか。わしゃ、明らかに向いてないっす。

DSC07015.JPG
頑張ってグリコサインは見てきたが…。


この小さい橋がひっかけ橋と呼ばれる有名な橋なのかと思うと、それもまたビックリ。橋っていうか、堀の上を道路がとおっているだけで、言われなければ橋だって気づかないくらいの何てことない場所。そこにたくさんの人がごった返し、うずまいている。オラオライェイイェイしている。

「かえりてーーーーーーーー!!」

「いけるんなら夜中まで」と思っていた散策は少し早めに切り上げて、コンビニでオヤツとコーヒーを買って、ホテルの部屋に引きこもりました。でもホテルもすぐ外が繁華街で落ち着かないので、結局落ち着かない。仕方ないので、もう一回コンビニに行ってやっぱり酒を買いました。飲んで、飲んで、飲みつかれて眠るまで飲みました。ほんと、眠れてよかった。

ちょっとこの界隈は、二度目の来阪があったとしてももういいかなって感じです。知人が熱心に薦めてくれた水族館か、それこそUSJでも見ればよかったなと後悔しています。まぁ、冷静に考えたら、歌舞伎町の真ん中にあるホテルなんて、絶対泊まらないですし、歌舞伎町で夜遊びなんてしないですもんね。旅先だからって、気が変わるはずもありません。悪い遊びするわけでもないなら、きちゃダメな界隈でした。猛反省です。




posted by フモフモ at 01:34 | Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする